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ランドセル工場:中林隆治さん&浦田清邦さん vol.3
【“フィットちゃんランドセルのキーマン”に会いたい。】
こんにちは。ママ・ライターのazumiです。
「フィットちゃん背カン」の開発に携わった中林さんと浦田さんへのインタビューの最終回です。
“生みの親”としての気持ちも、聞いてみましたよ。
azumi:
フィットちゃん背カンの誕生日は2003年7月7日ということでしたが、
そこから“成長”もしているんですか?
中林さん:
そうですね。肩ベルトがより滑らかにスライドするようにしたり、
ゴミが入りにくい構造にしたりと、
お客さまの声を聞きながら改良を重ねています。
azumi:
背カンって負担がかかる部分だから耐久性も大事ですよね。
男の子だったらベルトを持ってランドセルを振り回したりするから。
中林さん:
より耐久性の向上を目指し、背カンの樹脂の改良を行いました。
現在のものは、10万回の屈曲テストでも壊れないことが実証されています。
azumi:
じゅ、10万回!それならいくら振り回しても大丈夫ですね!
中林さん:
素材も改良されていますし、製造技術も上がっていますから、
ランドセルはどんどん進化しています。
浦田さん:
現在のような箱型ランドセルは、大正天皇の学習院入学の際、
伊藤博文が特注で作らせたのが始まりといわれています。
その時代からサイズは大きくはなっているけれど、形そのものは変わりません。
昔ながらの形にどう新しい機能やデザインを加えて子どもたちに喜んでもらうか、
そこが私たちの腕の見せ所なんです。
中林さん:
そうやってたくさんの人が手をかけ心を込めて作っているランドセルなので、
6年間愛着を持って大切に使ってほしいですね。
azumi:
ホントにそうですね。ところでTVCMが流れていることもあって、
「フィットちゃん」という名前はすごく有名になっていると思うのですが、
生みの親としてはいかがですか?
中林さん:
やっぱり誇らしく思いますね。
浦田さん:
先日、いろんなメーカーのランドセルを集めたイベントに行ってきたのですが、
フィットちゃんの歌を歌いながら歩くお子さんがいたり、
他と比べた上で「フィットちゃんが一番背負いやすい」と選んでいただけたりと、
うれしい出来事が多かったです。
フィットちゃんもここまで成長したんだなと感慨深いです。
azumi:
しみじみしますね〜。
わが子を見守るように、フィットちゃんを見守る中林さんと浦田さん。
小さな金具に、たくさんのこだわりが詰まっていることが分かったインタビューでした!